赤ちゃんのときから噛むトレーニング

現代の日本人は、食事をゆっくりと噛んで食べる習慣が
少なくなってきています。
近年、むし歯治療で来院されるお子さんは
年々少なくなってきています。
その反面、歯並びや咬み合わせの乱れているお子さんが
急激に増えてきています。
これらの現象は、『噛む学習』が足らなかったことから生じると考えられます。
かみ合わせを正しい方向へ導くだけでなく、
知っているようで知らないお口の勉強を一緒にしていきましょう。
出来るだけ母乳で(生後~1才位)
赤ちゃんは母乳を吸うことにより、正しく飲み込む力を身につけます。
一生懸命「吸う」という行為が、正しい歯並びを作る要因のひとつです。
指しゃぶりとおしゃぶり(生後~就学前まで)
指しゃぶりは1歳半ぐらいまでは吸う力をつけるために、積極的に行ってもいいでしょう。
それ以降は歯並びに影響が出てくる可能性があります。
一方おしゃぶりは、ゴムなので歯並びに影響は出ません。
それだけでなく、口呼吸を促進したり、
口周りが鍛えられたたりと正しい歯並びを作るのに役立ちます。
甘いものの効用とガム療(3,4才~3D装置による治療開始まで)
歯は外側の口まわりや頬と、
内側のベロの筋肉の力のバランスのとれているところに並びます。
ガムを左右バランスよく咬ませることで、お口の筋力のバランスを整え、
アゴの骨を内側から外側へ向かって大きく育てることにつながります。
また、唾液を出すために甘いものを食べることも大切です。
虫歯にならないためにも、キシリトールなどのノンシュガー
もしくはシュガーレスのガムでお口の訓練をしましょう。
離乳食教室・食育教室

管理栄養士と歯科衛生士のコラボで、0歳から2歳くらいまでの親子を対象に、実際に野菜を食べてもらったり、体験型の講演教室です。
参加費用は1000円です。
申し込みは、電話や院内でお願いします。
詳しくは、お尋ね下さい。
また、4歳以上のお子様は、「かみ合わせ育成」を実施しております。
「かみ合わせ育成・小児矯正」に関しては、こちらをご覧下さい。