レジン床義歯

歯ぐきと接する床部分に樹脂（レジン）を使った保険診療の入れ歯です。一般的な入れ歯で、安価であり、広い症例に対応が可能です。修理や調整も行いやすい素材ですが、入れ歯自体が分厚く、装着時の違和感や食べ物の温度が伝わりにくいデメリットがあります。強度もそれほど強くはないため、数年で作り直しが必要になります。

コンフォート義歯（シリコン義歯）

歯ぐきと接する部分にシリコンを使った入れ歯です。一般的な入れ歯と比べ、歯ぐきにあたる部分が柔らかいため、噛んだ時の痛みが少ないのがメリットです。吸着性や安定性が高いため、入れ歯と歯ぐきの間に食べ物が挟まりにくいのも特徴です。一人ひとりに合わせて職人が作製するため噛み心地が良い入れ歯の一つです。

金属床義歯

歯ぐきと接する床部分金属を使った入れ歯です。レジン床義歯に比べて薄く装着時の違和感が少ないことや、熱が伝わりやすいため食べ物や飲み物の温度を感じやすいというメリットがあります。

ノンクラスプデンチャー

ノンクラスプデンチャーは歯に引っかけるバネ（クラスプ）が金属製でなく、歯ぐきと同じ色の樹脂でつくられた部分入れ歯です。金属アレルギーの方も使用でき、痛みや違和感が少なく、審美性に優れています。素材の特性上3年ほどで作り直す必要があります。